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植物療法
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ハーブ歳時記  ブルーマロウ New  by R's Garden
科名:アオイ科
学名:Malva mauritania

ブルーマロウ ブルーマロウ

ブルーマロウは、2年草で、冬を越した株は、株元から5-6本分枝して、1-2mもの大株に育ちます。初夏には、赤紫色の直径が3-5cmの花をつけ、6月の最盛期には次々と開花するので、朝から夕方まで一日に4〜5回も摘み取りをし、乾燥が間に合わないほどです。乾燥させた花は、ハーブティーにすると美しいブルーですが、レモン汁を加えるとピンクに変わる楽しい花です。観賞用としても花壇に1本あると人目を引きます。主に乾燥した花を使用しますが、若い葉をサラダにしたり、天ぷらとしても食せます。ハーブ図鑑によっては、ブルーマロウとコモンマロウ(学名:Malva sylvestris)を混同しているのではないかと思うのですが、コモンマロウの花は、薄いピンクに赤紫のすじがあり直径も2-3cmです。


花には、粘液質、アントシアニジン、タンニンなどが含まれ、鎮静、消炎、暖下、収斂作用があると言われます。呼吸器系、消化器系のトラブルに、穏やかに作用するので、喉がいがらっぽい時、ティーでうがいをしたり、飲用すると胃粘膜を保護するとも言われてますが、多くのハーブがそうであるように、シングルではあまり美味しいティーとは言い難いです。


美容面でも活躍してくれます。単品の使用での簡単な方法は、やや濃い目に入れて冷ましたティーをコットンに含ませてローション代わりにパッティングします。タンニンの収斂作用が肌を引き締め、たるみ予防に用います。粘液質は保湿効果をもたらします。ミルや乳鉢で挽いたリンデンに熱湯を少しづつ加えかき混ぜると、ペクチンの作用でトロンとしてきます。そこに、同様に粉末にしたブルーマロウを加えたものを、フェイシャル・パックに用います。肌質や目的に応じて、他のハーブを加えるとさらに効果的で、クライアントさんにも好評です。リンデンの代わりに、マーシュマロウルート・パウダーを用いてもいいですし、ハチミツや植物油を加えることもできます。直接、肌にパックできますが、機材がゆるい時や、クライアントさんには、前述のティーや、ハーブウォーターに浸したガーゼを顔に被せ(目、鼻、口は開ける)、その上から基材をスパチュラなどでのせていく方が、後処理が楽です。パック時間は約10分が目安です。また、パウダーに熱湯を加えたり、植物油と混ぜてゴマ−ジュとしても用います。


by R's Garden (ハーブ&アロマサロン) 内田玲子
連絡先: ru-gemini@blue.ocn.ne.jp 携帯: 090-5520-7591

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