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2015-12-20 変形性膝関節症とアロママッサージ

12月に入り、気温が下がり始めた頃、
膝が痛くてお困りのクライアントがアロマの施術を受けに来られました。
典型的な変形性膝関節症で、歩行時の痛みと膝関節に浮腫がみられ、
「膝に水が溜まっている」状態でした。
変形性関節症は加齢によって関節の軟骨が擦り減る病気で、
更年期を過ぎた女性に多い疾患です。
約1年半に発症、ほとんどの時間を家で過ごされていて、
状態の良い日は近くにお買い物に行かれる、という生活でした。
変形性膝関節症の方は膝の痛みが出ると外出が減り、
家に篭もる人が少なくありません。家に篭もると、脚の筋肉が弱くなり、
筋肉が弱ると膝関節を支える筋肉も弱ってきて、歩行に障害が出るという
可能性があります。それを予防するには、軽度の運動が大切です。

なぜ運動が大切かを理解していただくため、紙に膝関節の構造を図示して、
実際にどの場所に何が起こっているのか、なぜ痛みが出るのか、
なぜ膝が腫れているのかなどを分かりやすくご説明すると、
「なぜ運動が大切かがよく分かりました!!」と納得していただけたようでした。
アロママッサージをしました。
そして、膝の関節周囲の筋肉の状態を維持するために運動の必要性をお話しし、
また、ご自身でできる簡単な膝のマッサージの方法をご指導しました。

マッサージを始めると、「気持ちいい、足が軽くなる!」と、
すぐにアロママッサージの効果を実感されたようでした。
簡単なマッサージをお教えすると、「これ(アロママッサージ)なら
テレビを見ながらでもできるので、毎日やります」と、
軽い足取りでお帰りになりました。

その後のご様子は、毎日膝のマッサージをされていて
、膝の状態は良くなってきて、痛みを感じることも少なくなったそうです。
変形性膝関節症であっても、悪化しないように適切なケアを
していただければ良いと思います。セルフケアにアロママッサージも
有用です(必ず専門知識のあるアロマセラピストのアドバイスを受けてください)。
アロマセラピストは病気の知識と、病気に対する生活面での正しいアドバイスが
できるようにすること、そして患部に負担のかからない適切な
アロママッサージの技術を身につけることが必要です。
クライアントがお帰りになる時に、「先生、また来ても良いですか?」
と聞かれたので、きちんとケアをして、春になって暖かくなったら、
またお越しくださいね、と伝えました。

私たちの仕事は、クライアントの苦痛を和らげたり、
症状の緩和により不快な状態を少しでも楽にして差し上げることですが
、今回のような変形性膝関節症は加齢変性のため、すり減った膝の状態が
元に戻ることはありません。
それでも、アロママッサージをすると、クライアントは「楽になった
、脚が軽くなった」と喜んでおられました。
また、「自分の膝の状態が良く分かった」、と安心もされていました。
症状を緩和するだけではなく、クライアントの苦痛や不安な気持ちを
理解したり、運動やマッサージがどのようにしたら楽し
く出来るのか工夫したり、クライアントの気持ちに寄り添うことで、
クライアントの気持ちが楽になり、前向きになられるのでは
ないか、、、と思います。

来春、膝の痛みも少なくなったクライアントに
お目にかかることが楽しみです。


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