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2014-08-10 アロマテラピーとは

ブログを再開します。
永らくお待ちいただいてすみません。

久々のブログは原点に戻って、「アロマテラピーとは何?」
について再スタートすることにしました。

アロマテラピーとは何でしょう?

すでにアロマセラピストとして働いている人は、きちんと説明ができますか?

「アロマテラピー」には「精油(エッセンシャルオイル)」という香りのあるものを使います。
精油の「香り」の原料は、植物に含まれている
「芳香成分」と呼ばれる「化学成分」です。

例えば、アロマで良く知られる『ラベンダー』という精油は、

植物のラベンダーを少し乾燥させて、それを蒸して、

蒸した時に植物に含有されている「芳香成分」が出てきて湯気と一緒になります。
湯気を冷やすと、水分と芳香成分に分かれるので、
芳香成分の部分のみ取りだされたものを「精油」と呼ばれます。

ラベンダーの精油は、たくさんの化学成分で出来ていて、

化学成分としては、リナロールなどのアルコール類、酢酸リナリルなどの
エステル類などの化学成分を多く含んでいます。

本来、植物には色々な効果があり、梅干しや生姜は消化に良いことはよく知られています。
子供の頃、虫に刺されると、道端に生えている緑の葉っぱをつぶして、痒いところにつけると良いと教えられました。
オオバコをつぶして、つけると痒みが止まりました。

このように、昔から植物には様々な薬効があることが知られています。

また、別の側面で、植物の中には、レモンやペパーミントのように、
香りがある植物も多くあります。香りのある植物には、香りをもつ化学成分を含んでいて、
最近は、この香りの化学成分が心や身体に対して、どのような効果があるか
について研究がされています。

実際に、リナロールという化学成分には鎮静作用があることが
知られています。匂いを嗅ぐだけで、神経系が鎮静する効果がある
ことが解明されています。

このように、皮膚に塗布することで様々な有用な効果を
もたらすことは昔から知られていますが、それに香りの効果が
加わり、相乗効果により、心身への有用な働きを活用する療法がアロマテラピーです。

現場で病気の患者さんにアロママッサージをしていると、
身体的な苦痛が改善するだけでなく、アロママッサージで
患者さんの気持ちが大きく変わることがあります。

それまで、病気になった腹いせのようなネガティブな用語を
発していた方が、穏やかになられて、「気持ちいい」とか、
「有難い」といった感謝の言葉になったり、「病気に
なったのも何か意味があるのかもしれない」といった病気を
認めようとする言葉が出てきたり、、、。

精油の効果は、単に身体的な面だけでなく、
精神的な面にも働きかけます。
精油の心身の効果は解明されていないことがほとんどですが、
精油の科学的な研究とともに、
アロマセラピストの医学教育の充実とアロママッサージ
技術訓練の質を高めることにより、多くの患者様に良質の
ケアを提供でき、前向きな気持ちを助けることができれば
素晴らしいことと思います。

アロマテラピーにはフランス式アロマテラピーと
イギリス式アロマテラピーの2つの大きな流れがあります。
次回は、フランス式アロマテラピーとイギリス式アロマテラピーの
違いについて説明します。


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