アクセス サイトマップ HOME アクセス ケアグループ

アロマスクール 日本ホリスティックケア研究所のトップ > ブログ >妊娠・出産時のアロマテラピー

2013-03-31 妊娠・出産時のアロマテラピー

妊娠 ・ 出産にアロマテラピーの施術をするのは、
アロマセラピストにとって、とても大きな喜びです。
妊娠中、大きくなったお腹をマッサージしていると、
お腹の中をゴニョゴニョと赤ちゃんが動いている様子が手の平に伝わってきます。
「新しい命がここにいる」と、神聖な気持ちになります。

気のせいか、普通の時よりも、手に伝わってくる波動が強く、
とても力強いパワーを感じます。
イギリスでは、アロマテラピーが最初に医療に入ったのは
産婦人科だった、と聞いています。
スクールの校長であるジャーメイン先生が、第一子を出産される頃、
1960年代前半、イギリスでは、妊産婦の間で、
「お産を自分たちの手で」という意識改革が起こったそうです。

それまでのお産は、「産婦人科の医師の指示に従う」、
という方法が一般的だったそうですが、
「お産は病気ではない」 
   ↓
「どのようなお産をしたいか、妊婦自身が決める」
という動きが大きくなり、
「私らしいお産」を意識するようになった人の間で、アロマテラピーを
希望する人が増えたそうです。
イギリスでは、まず産婦人科でアロマテラピーが認知されるようになり、
そこから他の医療領域に広がった、、、と聞いています。
その点からみると、医療アロマテラピーの原点は、産婦人科に
あると言えるかも知れません。

私が初めて分娩を控えた陣痛時にアロママッサージをしたクライアントは、
彼女が独身の頃からアロマテラピーマッサージを受けに来られていました。
彼女は月経前症候群があり、生理前のイライラや不安感がひどくて、
定期的にアロマテラピーマッサージに通われていました。
当時、交際されている男性のことも、コンサルテーションの
話題に度々あがりました。

その後、その彼と婚約、そして結婚。
その間も、定期的にアロマトリートメントに通われていました。
新しい生活が始まった数か月後、妊娠がわかりました。
女性にとって、妊娠、出産はとても大きな出来事で、
自分の人生が大きく変わるターニングポイントです。

お腹の赤ちゃんに対する愛情が芽生えて、慈しみの感情が大きくなると
同時に、色々な不安も湧いてきます。
何も知識がない分、不安は膨らみます。
子供が生まれて大丈夫かしら?
私はちゃんと「お母さん」が務まるかしら?
不安は限りなく続きます。
妊娠中にアロマテラピーマッサージを受けると、肩凝り、腰痛などの身体的な
不快だけでなく、気持ちにも働きかけて深いリラックスが得られます。
リラックスすることで、副交感神経系が優位になり、呼吸も深くなり、
赤ちゃんに十分な酸素や栄養分を供給することができ、
また、気持ちに余裕が出てくるので、赤ちゃんとゆったりした時間を
楽しむことができます。
アロママッサージに来られるたびに、分娩の不安を口にされるので、
「大丈夫。知らせて頂けば、すぐに行きますからね。」と、
いつも話していました。
念のため、患者さんから主治医にアロマセラピストが来ることを伝えてもらい、
許可もいただいていました。
最近は、新生児の誘拐の予防のため、近親者以外、病室に入ることを
禁じている病院もあります。

出産が近づくと、分娩の時に使用するため、クライアントの好きな香りの
ブレンドを作り、そのブレンドを使用するようにしていました。
普段のアロママッサージでリラックスした時の香りが、お産の時の
緊張緩和に役に立つと考えたためです。

出産までスムーズに経過しました。
ある日の午後、クライアントの旦那様から、「陣痛がきて、
○○病院に入院しました」とメールが届きました。
子宮口が何ミリ、、、という主治医からの詳しい情報も付け加えて
下さっていたので、出産時間の予測できました。

メールを受け取った時、出張アロマの予約が1件入っていました。
そのクライアントの病状は重かったので、キャンセルはできない
と判断しました。
お産の時のアロママッサージの経験は初めてでしたので、
そのまま病院に直行した方が良いか迷いましたが、子宮口の大きさから、
出産までには相当な時間がかかると予想できたので、予約されている
クライアントの施術を済ませてから病院の方に行っても十分に時間の
余裕があると思い、クライアントに伝えました。

私が病院についたのは、夜7時頃でした。
予想した通り、お産までにはまだ時間がかかる、
ということでした。
クライアントはベッドに横になったり、何度も体勢を変えながら、
「痛い、痛い!!」と言いながら、看護師さんに教わった呼吸法を
一生懸命にしていました。
不安もあり、痛みが増大していたのでしょう。

クライアントのお産の時に使用するために用意した精油のブレンドを
使って、骨盤のマッサージを始めました。
休憩を取りながら、何度も骨盤のアロママッサージを行いました。
私は9時半頃に失礼しました。
翌日の早朝、「無事に元気な女の子が生まれました」、と、
写真付のメールが届いていました。

それから数か月後、スクールまで、赤ちゃんを連れて
ご挨拶に来てくれました。
そして、クライアントから、
「アロマでマッサージをしてもらったら、そのあと痛みが和らいで、
その後、分娩室に入ったら、スルっと子供が出ました。
痛みは全然ありませんでした。」
とアロマの良さを報告していただけました。

その後、このクライアントは第二子も出産され、
元気に幸せに暮らしていらっしゃいます。


▲アロマスクール ページ先頭へ戻る

リンクサイトマップ個人情報保護方針