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2013-02-10 浮腫とアロマテラピーマッサージ

浮腫にアロママッサージは有用ですか? と良く聞かれます。

デイサービスで働く卒業生から、以下のメールが届きましたのでご紹介します。

「デイサービスで下肢の浮腫の強い90代の女性に、週2回ペースで、膝下から足先までオイルマッサージを約15分程度行ったところ、膝の浮腫が改善してきました。
マッサージの後、足が軽くなってよく動くようになると喜ばれています。」

浮腫にもいろいろな種類があります。
長時間の立ち仕事で脚がむくんだり、リンパの流れが悪くてむくんだ脚は、アロマオイルを用いたスウェーデン式マッサージが効果的です。

脚の付け根には鼠径リンパ節、膝の裏には膝窩リンパ節があり、リンパは
乳糜槽(にゅぅびそう)と胸管という管を通って、鎖骨の下にある静脈に注ぎます。

イスに座っていたり、立ち仕事をしている人の場合、脚のリンパは心臓の方向に流れます。
下から上に流れるので、重力に反して上向きに流れていきます。

上から下であれば流れやすいのですが、下から上への流れは悪くなり、むくみやすくなる理由の一つです。

アロママッサージを行うことでリンパの流れを助けるので、アロママッサージや精油を用いたスウェーデン式マッサージは脚のむくみに非常に効果的です。

また、精油にはリンパの強壮作用を示すものもあり、相乗効果が期待できます。

クライアントがお帰りの時には、「ブーツがブカブカになっている」と驚かれることも納得できます。

ただし、ガンの患者さんで、リンパ節を切除した後におきるリンパ浮腫の方には
一般的にはオイルマッサージではなく、リンパドレナージュが効果的と言われています。日本でも最近はリンパ浮腫の患者さんに、看護師さんがリンパドレナージュを提供する病院がし増えてきました。

リンパ浮腫の患者さんの中にも、「リラックスしたいからアロママッサージがいい」と仰る方も少なくありません。
リンパ浮腫の方にアロママッサージを行う場合は、健康な方とは違い、特別な配慮が必要です。
リンパ浮腫の方の場合、クライアントの主治医の許可をいただいたり、クライアントともお話をして、クライアントにとって最も良い状態になっていただくことを最優先にしましょう。


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