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2012-11-30 アロマセラピストが筋肉や神経を知らなくてはならない理由

「アロマテラピー」というと、「香りとソフトタッチのマッサージ」をイメージする人は多いのでは。。。

なぜ、筋肉と神経を知らなくてはならないのでしょうか??

と質問を受けました。

アロマテラピーマッサージは、もともと、ヨーロッパでマッサージの定番スウェーデン式マッサージが土台になっています。

スウェーデン式マッサージとは、筋肉の走行に忠実にマッサージをするものです。 例えば、上腕二頭筋。 ポパイが腕を曲げたときに、腕に「力こぶ」が出来ますが、この「力こぶ」を作る筋肉です。

上腕二頭筋は肩甲骨の鳥口突起というところから出て、肘の下の前腕の骨に付着しています。 普通にしている時は、この筋肉は身体の前方向に見えるのですが、 クライアントがベッドに仰向けになると、この上腕二頭筋は、身体の前側ではなく、内側を向きます。 普段、生活している時と、ベッドに横になった時とでは、筋肉の位置が変わるのです。 パソコンを一日使っている人は、肩が凝っていて、この筋肉も疲労により緊張します。肩の緊張を緩めようとマッサージした時に、筋肉の位置をきちんと触れることができないと、緊張を緩めることができないのです。

また、アロママッサージはスウェーデン式マッサージを応用して、自律神経系に働きかける目的で作られたものです。 この時、自律神経系が身体上のどこを走っているのか知らないと、自律神経に働きかけることは出来ません。 神経と全く違うところにマッサージしていても、十分な効果は得られないのです。

そのため、神経の位置も必要です。 もっと言えば、消化器系、呼吸器系、循環器系など、色々な働きがありますが、これらの働きを高めるには、どの神経が関わっているのかが明らかです。

どの臓器にどこからどのように神経が関わっているのかが分かると、より正確にトリートメントをすることができます。 例えば、呼吸の浅い人が来られたとします。 交感神経が優位になると、心臓からたくさん血液を拍出しようとしますので、呼吸は浅く、早くなります。 一方、副交感神経が優位になると、心臓からたくさん血液を拍出する必要はありませんので、呼吸はゆっくり、深くなります。

このように、医学知識をしっかりと習得することは、単に試験に合格するためではなく、効果的なアロマトリートメントをする上で必要不可欠な知識です。


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