アクセス サイトマップ HOME アクセス ケアグループ

アロマスクール 日本ホリスティックケア研究所のトップ > ブログ > アロマテラピーの4つの方向性の違いと目的

2011-12-05 アロマテラピーの4つの方向性の違いと目的

アロマテラピーが、単に、「香りを使ったリラクゼーション」、あるいは、「エステティック」や「美容」だと思っている人は多いようです。

「アロマサロン」というと「リラクゼーション」というイメージが強いし、中には、「まつ毛パーマ」とか、「フェイシャルリフトアップ」とか、「もみだし」というメニューがあるアロマサロンも。。。

これではアロマテラピーではなく、完全にエステティックですね。ひどい雑居状態。

このような環境が、「正しいアロマテラピー」についての認知度を低くしていると思います。
このような完全エステティックを除外して、純粋に『アロマテラピー』にたどり着いたとしても、「アロマテラピー」の中でも内容は色々です。

アロマテラピーを大きく分類して、以下の4つに分けてみました。
1) エステティック系アロマテラピー
2) リラクゼーション系アロマテラピー
3) 医療福祉現場で提供するアロマテラピー
4) 代替療法(補完療法)としてのアロマテラピー

1)〜4)の違いを簡単に説明しましょう。

1)は、美容的な要素の強いアロマテラピー
アロマテラピーとエステティックを組み合わせたタイプ
美容的なアプローチが強く、エステマッサージのメニューを取り入れて、リラクゼーションと美容を目的にしています。
マッサージは医学に基づいて、症状に対応したものではないため、リラクゼーションが目的で、ほとんどが決められた手順で行う。

2) リラクゼーション系アロマテラピー
リラックスしてもらうことが目的のアロマテラピーで、クライアントが眠くなるような、ゆっくりしたリズムで、ソフトに行う場合が多い。
マッサージの特長はオイルをつけて、決められた手順通りに撫でるようなソフトな手技を行う。中には、強い圧をかけて押す人もいるが、筋肉や神経に基づいていないため、時々、強い痛みを受けることがある。

3) 医療福祉現場でのアロマテラピー 
入院している大半の患者さんが、重篤な病気だったり、体力が弱っていたり、麻痺があって車椅子生活。そのため、全身マッサージができる人は非常に数が少なく、ほとんどが手足や腹部などの部分的なトリートメントに限られる。また、病気治療中のため、アロマで対応できる症状も限られているので、体位を調整するなどの応用力は必要だが、マッサージ自体はシンプルで、撫でるようなマッサージの手技を用いることが多い。

4) 代替療法(補完療法)としてのアロマテラピー 
日本ではまだ専門性をもつアロマセラピストが少ないため非常に少数ですが、
医療福祉現場の内外の両方で活動するアロマセラピストがほとんど。
あらゆる領域の、多岐にわたる病気や症状をもつクライアントに施術する機会が多いため、最も高度な知識と技術が要求される。マッサージの内容は全身マッサージがほとんど。
健康な人から重篤な人まであらゆる人に対応するため、医学的知識の他、症状に対応したアロマテラピーの勉強、様々な症状に働きかけることのできる専門性の高いオイルマッサージの技術が必要とされる。

このように、「アロマテラピー」と言っても、いろいろな方向性があります。
協会や組織で取れる資格は、どんな状態の人にでも出来るアロマテラピーではありません。
多くが、基本的に健康か、あるいはリラックスできないとか、良く眠れないとか、生理不順のような、病院にかかるほどでもないけど、少し問題がある人に対して、
「安全に行えるアロマテラピーを習いました」、という資格です。
そのため、アロマテラピーの資格は、基本的に「リラクゼーション目的」と考えるのが正しいでしょう。

アロマテラピーは、それ自体に優れたリラクゼーション効果があります。
そのリラクゼーション効果をより活用して、有効に用いることが専門性であり、
自分がどのような専門性を身につけるのか、それがアロマテラピーの学校に進む時のポイントになります。
美容に進むのか、医療福祉現場に進むのか、病気に対応できる代替療法としてのアロマテラピーに進むのかによって、勉強する内容が全く違ってくるのです。
一般的に、医療福祉現場だけに進むのは、看護師か介護士の資格があると有利です。

自分がどんな内容のアロマに進みたいのか、どんなアロマを実践してみたいのか、どんな人に喜ばれることを目的にするのか、などをイメージしてみて、自分の目的や方向性に最も近い授業内容を提供してくれる学校を選ぶと良いでしょう。


▲アロマスクール ページ先頭へ戻る

リンクサイトマップ個人情報保護方針