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2011-11-17 アロマと不安

アロマテラピーは、芳香療法」とも呼ばれるように香りの効果も絶大です。
マッサージも非常に効果的ですが、マッサージにアロマ(香り)効果が加わることで相乗効果が期待できる、、、それがアロマテラピートリートメントです。

Yさんは、海外留学を控えた20代後半のOLです。
1年ほど前から、精神的な不安定で定期的に来られていましたが、精神的にも安定して来られて、もともと念願だった海外留学を決めました。

今まで、会社で働いて、イギリスでアロマの勉強をすることを目標にお金を貯めてきました。
仕事の引き継ぎなどもスムーズで、いよいよあと1か月で出発、というところになりました。その途端に、不安が増して、出発がとても怖くなってしまいました。
ちょうど、同じ頃、今までずっと応援してくれていたお母さんが、急に態度を変え始めました。
今までは、一緒になって楽しみにしてくれていたのですが、出発が近づくにつれて、「行かないで」とは言いませんが、「心配だ」とか、「何かあったらどうするの?」とか、色々な不安材料をYさんに言うようになったのです。

親思いのYさんは、そんなお母さんの気持ちを察して、出来るだけ優しく接していたのですが、だんだんと強いストレスになってきて、精神的に不安定な状態になってしまいました。

トリートメントに来られたYさんは、お母さんのことも気になるし、留学も行きたいし、二つの気持ちに挟まれて、とうとう睡眠状態も悪く、ストレスを抱えた状態で、「自分はどうしてよいか分からない」と不安がピークに達した状態で来られました。

まずは、不安を緩和するために、リラックス効果の高い精油を用いてアロママッサージを行いました。その後、Yさんがご自宅でも日常的に使えて、出発までの精神状態を安定する助けになるような持ち帰り用のブレンドオイルを作ってお渡ししました。
Yさんは今までもアロマトリートメントに来られていたので、ウッディー系の香りを好まれることは良くわかっていました。それで、リラックス用のブレンドに、シダーウッドを加えました。
Yさんにオイルと使い方を説明して、不安になったら、香りのボトルを開けて匂いを嗅ぐように伝えました。Yさんは香りを気に入られたようで、香りのボトルを大切そうにバッグに入れて、笑顔で帰宅されました。

最後のトリートメントから2週間後にYさんはイギリスに出発されました。
渡英されて1か月後にメールが届き、元気にイギリスに着いたこと、アロマの学校に入り、楽しく勉強している様子が書かれていました。
そして。「最後作ってもらったオイルがお守りのように、とても役にたちました。不安になったら、いつも香りのボトルを出して匂いを嗅いでいました。」、と感謝の言葉が書かれていました。

Yさんは無事アロマテラピーのスクールを卒業され、その後、素敵なパートナーと出会って結婚され、現在もヨーロッパで生活しています。自宅の一室にアロマルームを作り、アロマセラピストとして元気に仕事をしているようです。

アロママッサージも非常に効果的ですが、香りの効果も素晴らしいと思います。
マッサージと香りの相乗効果で、「アロマテラピーマッサージ」の本当の力が出るのだと思います。

「アロマテラピーはその人の人生を輝かせることができる」、この言葉を心から実感する日々です。


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