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2011-09-01 病院でのアロマテラピーケア

今日は、1998年から患者様にアロマテラピーの施術をさせていただいている病院の活動日でした。

この病院と出会ったのは、18年ほど前に、看護師さんに向けたアロマテラピー講座 (財団法人日本総合研究所 http://www.jri.or.jp/ 主催)でアロマのお話をさせていただいた際に、こちらの病院スタッフが参加されたことがきっかけです。

この病院は、緩和ケア(ホスピス)、痴呆病棟、慢性疾患の長期療養型病棟などがあり、13年間アロマテラピートリートメントを患者様に提供させていただいていて、病院スタッフの皆様の温かいご協力のうえで、患者様に大変喜んでいただいています。

定期的に患者様にアロマトリートメントをしていると、病状の変化も良くわかりますし、また、ご家族のご心配も伝わってきます。
患者様には、少しでも苦しみが緩和されるように願いながら、誠心誠意トリートメントをさせていただきますが、毎日通われて、お疲れになられているご家族にもアロマが提供できれば、と希望しておりました。

私たちの提案に対して、院長先生はじめ、緩和ケア病棟の師長さんやボランティアコーディネーターのご協力で、数か月前から、がん患者様のご家族向けのアロマテラピートリートメントをスタートしました。
緩和ケア病棟の掲示板に、「患者様のご家族にアロマテラピートリートメントを無料で提供します」という張り紙をしていただいたのですが、最初はご要望はありませんでした。

アロマセラピストで相談した結果、患者様の病室に行くたびに、ご家族にアロマについてご説明して、ご希望の方に、病室でハンドトリートメントをさせていただくことから始めよう、ということになりました。

今から思えば、患者様のご家族は遠慮をされていたり、躊躇されていたのだと思います。
こちらからお声掛けしていくうちに、最近、ようやく、全身のアロママッサージを受けていただけるようになりました。
患者様の側をご希望される方には病室内でハンドマッサージを行い、アロマ施術室に来ていただける方には全身のアロママッサージを提供しています。

末期の患者様に付き添われるご家族は心配されて、気持ちも張りつめていらっしゃるため、多大なストレスがかかっています。
そのような時に、短時間でもアロマでリラックスしていただくことで、患者様との時間を質の高いものにしていただく助けになればと思います。


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