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2011-08-15 アロマテラピーマッサージって何?

いろんなサロンで、「アロマテラピーマッサージ」というメニューを見ることが多くなりましたが、

アロマテラピーマッサージについてお話します。

アロマテラピーマッサージは、オーストリア人のマルグリット・モーリー女史が1950年代につくられたテクニックです。
マルグリット・モーリー女史は生化学者で、皮膚への精油の薬理効果について研究されてた研究者でした。

マルグリット・モーリー女史がイギリスにアロマテラピーを伝えようとされた際に、本当は[精油の薬理効果」を説明したかったそうですが、薬事法の違反になるので、別の方法で伝える必要性がありました。

マルグリット・モーリー女史は、精油の皮膚に対する老化予防作用を研究されていたため、自律神経系の副交感神経に働きかけることにより、皮膚への循環を高める作用に注目しました。

皮膚から血液に取り込まれた精油の有効成分が、血流にのって皮膚に精油の有効成分を運ぶことに着目し、副交感神経系を優位にするためのマッサージテクニックを考えました。

1950年代のイギリスはスウェーデン式マッサージが普及していて、マルグリット・モーリー女史はスウェーデン式マッサージの技術を使って、自律神経系の副交感神経系を優位にするためのマッサージテクニックを作りました。
この、マルグリット・モーリーメソッドと呼ばれています。

モーリー女史のご主人は鍼灸師であったため、アロマテラピーマッサージの手技に東洋医学の経穴が取り入れられています。

このアロマテラピー・マッサージの特長は、自律神経系の枝に働きかけるため、腕や脚のように、自律神経系の神経枝がない部分は、ほとんどマッサージしません。
マルグリット・モーリー女史がつくったアロマテラピーマッサージでは、一切、腕と脚はマッサージしなかったそうですが、 イギリスで、マルグリット・モーリー女史のアロマテラピーを引き継いだミシュリン・アーシエ女史が、腕と脚のマッサージを一部加えたそうです。

Vivat Holistic Trainingの校長で、このスクールでアロマテラピーを教えるジャーメイン・リッチ女史は、 今から40年ほど前に、ミシュリン・アーシエ女史に師事し、マルグリット・モーリーメソッドのアロマテラピーマッサージを受け継ぎました。

今、日本でアロマテラピーマッサージというと、精油を使ったマッサージ、というイメージがありますが、本当のアロマテラピーマッサージは、きちんと自律神経系に働きかけて、副交感神経系を優位にする効果のあるテクニックだと、ジャーメイン先生はおっしゃいます。

副交感神経系に働きかけるマッサージは、リラックス効果に優れ、ストレスの緩和、睡眠の質の向上、不安の解消になど優れ、自律神経系の中枢である視床下部はホルモンバランスとも密接に関連があることから、ホルモンのバランス改善などにも効果的で、イギリスではトリートメントサロンの他、心療内科やターミナル病棟などにも幅広く用いられています。


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