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卒業生レポート 日本ホリスティックケア研究所について
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鈴木 久美 (IFA認定アロマセラピスト)

広島市の住宅地にある自宅のスペースを使ってアロマテラピーサロンを開業しています。サロンを開業したのは、今から5年前、IFAコースを卒業して、すぐに開業しました。

もともと幼稚園教諭や音楽講師として仕事をしてきて、子供と親御さんに関わる機会が多かったのですが、この学校に入学する時はOLをしていました。アロマに興味をもち、仕事をしながら日本国内のアロマの資格を2つ取得して、親しい人にアロマスプレーやバスソルト作りなど、精油を生活の中に取り入れる方法を紹介していました。当時、サロンを開くことは全く考えていませんでした。

その頃、職場での人間関係のストレスから、500円玉2つ大の円形脱毛症が出来ました。同じ頃、父が 誤診による処置の遅れで他界しました。また、たった1人の姪が拒食気味から、うつ病で通院し、その後他界しました。医師への不信感と姪や父を亡くした失望感と、様々な事務処理など短期間に一気に私に押し寄せ、多忙を極めた挙句、私は肺炎で入院し、身体とストレスの関係に興味をもつようになりました。

それまで私は医療資格をもっていないので、アロママッサージはできないと思っていましたが、精油を使っているうちに、例えば肌が荒れた時にラベンダーを塗布したら良くなるし、次第に精油の効果に関心を持ち始めました。国内のアロマの資格があり、解剖生理学は一応習ってはいたものの、私の中で全く繋がっておらず、人に触れることに自信がありませんでした。
もっと勉強が必要と感じて、根本的にしっかりと知りたいと、アロマ学校を探すのに2年かかりました。探している途中に、この学校とご縁があり、アロマポットという小冊子を送ってもらって興味をもち、東京のスクールサロンでベンゼルさんの施術を受け、遠くても、やっぱりここに来ようと思いました。東京に通うには、家族の了解が必要でしたが、家族がアロマテラピーの恩恵を受けていたせいか、賛成、理解、そして後押しをしてくれたので通学できました。

学校の勉強では、実際に筋肉に働くマッサージを職業としている人に教わられたので、骨格や筋肉が単に理論で終わるものではなく、しっかりと学べたところが良かったと思います。
ジャーメイン先生の授業は魅力的で刺激的でした。私自身が「人間としての力をつけなくてはいけない。」と感じました。サロンに来られるお客様から、「アロマの学校に違いはある?」「どのようにして学校を選んだのですか?」、と聞かれることがあります。そんな時は、「ただ、勉強だけを教えてくれるところはたくさんあります。結果論ですが、その先生の生き方とか、アロマに対する取り組み方がしっかり伝わってくるところが良いと思う。」と答えています。
それは、単に精油がこういう働きがある、という知識だけではなく、アロマセラピストが人間としてどう生きているか、、、例えば、寒い日に来られたクライアントに、マニュアルがなくてもブランケットを1枚余分に掛けるというように、何気ない心配りが自然に出来る人間になりたいと、ジャーメイン先生の授業で感じました。今までは淡々とアロマをやっていたのですが、「素晴らしいアロマテラピーをもっと多くの人に知ってもらいたい。」という気持ちを強く抱くようになりました。ジャーメイン先生から、アロマセラピストとしての大切な「心」を教われたことを心から誇りに思っています。

幼稚園教諭としての経験、そして姪の病気などを経験して、「親と子の絆」の大切さについて気づくようになりました。アロマテラピーを上手く活かして親子をつなぐアロマテラピーが必ず出来ると思い、お母様達のサポートをしたいと、気軽に来てもらえるようなサロンを作ろうと思いました。

卒業してすぐに自宅でサロンを開業しました。サロン名「アロマレーディ」の「レーディ」はハンモックの意味です。のんびり、ゆったりしていただきたいとの思いからサロン名に付けました。
最初、お客様はすぐに来られないと思っていたので、色々なサロンでトリートメントを受けながら、メニュー決めや具体的なサロンのコンセプトをどうするかなど徐々に考えました。授業で東京に行くたびに色々なサロンに行きました。入口はこうしよう、家具はどういうものを置こうかと。クラスの友人と相談しているうちに、少しずつ自分がイメージするサロンに近づけたように思います。結果的に、開業後も色々と変えましたが。精油やスキンケア製品についても色々とこだわって調べました。
本部試験後、知人にHPを作ってもらいました。クライアントは主にホームページを見て予約してくださいます。クライアントの多くがストレスがかかったり、気持ちが沈んでいる方ですが、将来自分も開業したいという方も来られます。そういう方には、「しっかり勉強してから開業しないと、途中で壁にぶつかりますよ。」とお伝えしています。私は自宅で開業していますが、メリットは家事や介護をしながら自分のペースで仕事ができるところです。店舗を借りて家賃を払うというリスクを負わない分、のんびり出来るのが長所です。

一昨年くらい前から、色々な理由で学校に登校しづらい子供達や、その傾向がある子供たちに対してアロマを通して関わる活動を始めています。今年は、軽い犯罪を犯した青少年を重犯罪に向かわせないような青少年のためのサポート活動の依頼がきて、アロマ講座をしています。
最近は、補導される子供が低年齢化の傾向があり、なかには親の愛情を受けられない子供もいて、それで非行に走ってしまう子供もいます。アロマ講座ではそういう子供達が「癒される」ということを目的にしています。先日、一人の子供にハンドマッサージをしていると、「先生の手は温かくて気持ちいい。お母さんの手は冷たい。お母さんは手も冷たいけど、言葉も冷たい。」と言いました。
私は、「やっぱり」と内心思いました。子供達は、そういうことを敏感に感じています。言葉がなくても触れているだけで親子の絆をつくれて、絆を取り戻すことが大切なこととして捉えています。そこの部分に焦点を当てて活動していければと思います。

子供のいじめや問題に悩んでいる方、発達障害や身体に障害をお持ちの方にリラックスしていただける場の提供と共に、子供との絆を深められる活動をしていきたいと思っています。

AromaRede アロマレーディ 鈴木久美
(広島県広島市南区黄金山のふもと)
     Tel: 080-1919-0239  
e-mail: info@aromarede.com



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