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アロマダイアリー 2013年1月

2013年1月31日 肺がんの女性患者様へのアロマトリートメント
昨年の11月から継続してトリートメントをさせていただいている方です。最初の頃は口数も少なく、声をかけても「はい。」「いいえ。」のお返事だけで、会話が続くことはありませんでした。
ご自分からお話してくださることもほとんどありませんでした。匂いが分からないと仰っていて、芳香用の精油をティッシュに垂らして香っていただいても、「よく分からない。」とのことでした。
それが最近は、香りも「ああ。わかります。」ときちんと認識されることが多くなり、ご自分から、一言二言お話をしてくださるようになってきました。
今日もマンダリンの香りに「あさ。しますね。」とおっしゃり、さらに「今日は、外はいいお天気ですね。」と声をかけてくださいました。
トリートメント中は、いつものようにウトウトされていて、途中お掃除の方の物音で目を覚まされたりしながらも、最後まで気持ち良さそうにリラックされて、アロママッサージを受けられていました。
終了後は「ありがとうございました。またお願いします。」と声をかけてくださいました。
途中から、香りが認識できるようになったのは何故だか分からないのですが、お話をしてくださるようになったことは慣れもあると思いますが、やはり優しいタッチの効果だと思います。優しく触れられることで、身体はもちろん、心も緩んだ結果だと思うし、心が緩んでリラックスしていただけるお手伝いができることが本当に嬉しくもあり、やりがいのあることだなと日々実感しています。(川島)
2013年1月24日 肺がんの女性患者様へのアロマトリートメント
比較的体調が落ち着いていらっしゃって、以前1度だけトリートメントをさせていただいていたことがありました。
先週同室の方のトリートメントを行っていると、ご自分から「私もやってもらえる?」と声をかけてくださり、久しぶりにトリートメントをさせていただきました。
以前の時もアロマは気に入ってくださっていたので、今回のトリートメントをきっかけに継続してアロマを受けたいとのご希望をいただきました。
前回の香りが、「すごくいい香り。」とおっしゃっていたので、今日も同じ香りにするかお聞きすると、「ハーブの香りない」?」とのこと。いくつかのハーブ系の香りをトライしてみていただいて、ご自分のお好きな香りを選ばれました。
ご要望が脚を中心にということだったので、下肢のトリートメントを始めると、全体的に前回に比べ冷感が強い。そのため何度か繰り返し流すようにトリートメントを行ったところ、冷感が軽減しました。トリートメント開始後、すぐに入眠されたようで、終了後の声掛けにハッと目を覚まされ、一瞬不思議そうな表情をされた後、「あらやだ。あんまり気持ちいいから眠っちゃったわ。ありがとう。また来週お願いね。」と笑顔で仰ってくださいました。(川島)
2013年1月17日 膵臓がんの女性患者様へのアロマトリートメント
訪室すると、ベッドに横になられていましたが、嬉しそうに起き上がられて、「今日もやっていただけるんですか。」とおっしゃっいました。
前回初めてのアロマで、香りに対して敏感になって、弱めの香りでトリートメントをしたとのことでしたので、今回も前回と同じオイルにしようと思ったのですが、お聞きすると、「せっかくの機会だから色々香りを試してみたい」、と仰り、前回とは違う精油を選ばれました。
トリートメントの最初のタッチで、「前回やっていただいた方もそうですが、ほんとやわらかくて優しい手をしてますね。すごく気持ちいいです。」と声をかけてくださいました。
トリートメント中はずっと目を閉じて、リラックスしてトリートメントを受けていらっしゃいました。今日は、トリートメントを始めてすぐに、お腹がグルグル鳴りはじめてびっくりされていました。終了後は「はぁー。本当に気持ちよかったです。力加減もばっちりでした。ありがとうございました。」と、両手でOKサインを作って笑顔でおっしゃってくださいました。(川島)
2013年1月10日 脳梗塞の70歳代女性へのアロマトリートメント
前回より担当させていただいている患者様です。
すっかりお元気になられた様子でした。
アロママッサージの準備をしていると、「私、今までね、ネイルとかお化粧とかお洒落をすることは贅沢だと思ってたの。でもね、ここでボランティアの人に色んなことをしてもらって、もっとそういうこともしたいなって思えたの。
退院したらメイクも始めてみようかって考えてるの。」
70歳代の方が、脳梗塞になられた後で、現状を前向きに捉え、生き生きとしている姿に感動しました。
その他にも、「リハビリが楽しい」と仰っており、脚の拳上も見せてくださって、リハビリの効果が出ています。
「この病院での生活で、いろんなことに興味が持てた」そうお話しくださいました。
次回はフェイスをやって欲しいとのことなので、私も期待に応えられるように、心を込めてアロママッサージのフェイシャルトリートメントをさせていただこうと思いました。
こうやって、患者様から新しい価値観や考え方を学ばせてもらえる機会も多々あり、私が元気をもらうことがあります。私ももっとみなさんに喜んでもらえるように頑張りたいと思います。(須田)
2013年1月10日 膵臓ガンの女性患者様へのアロマトリートメント
今回、初めてアロマトリートメントを受けていただく方でした。
お部屋にお伺いして、ご挨拶と簡単なアロマの説明をさせていただくと、「病気になってから臭いに敏感になった。」とのことでした。
最近は強い匂いは嫌とのことでしたので、不快にならない程度の弱い香りの精油を一緒に選びました。ファーストタッチから、「あー気持ちいい。人に触っていただくのは気持ちいいのね。」と気に入っていただけたご様子でした。
手の平のマッサージでと、「あー手の平ってこんなに気持ちいいんですね。知らなかった。」と、喜ばれました。
下肢に移る頃にはウトウトされてリラックスされていました。
香りについて、少し心配をされていた方でしたが、終始リラックスして受けていただけたご様子でした。
アロマトリートメントを大変気に入られたとのことで、次回もぜひ受けたいと仰いました。(佐藤)


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