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アロマダイアリー 2012年10月

2012年10月25日 脳梗塞で入院中の90歳代女性へのアロマトリートメント
デイルームで日光浴をされていましたが、お部屋へ移動して車いすを倒した状態で行いました。
初めのうちは話しかけに対してもあまり反応は無く、ヘルパーさんからも「あまり意思表示はできないかも」とのことでしたので会話はできないかなと思っていました。アロマのご説明をすると、聞こえにくい言葉ではありますが、反応してくださっているご様子が伺えました。
アロマトリートメントを始めようとすると、ご自分から手を出してくださり、一生懸命に「お願いします」と言ってくださいました。脳梗塞後ということもあり、言葉がなかなか出てこないのですが、お話しはしたいご様子でしたので、なるべく話しかけながらトリートメントを行いました。
下肢は両足共に足先がとても冷えていて「足がとても冷えていますね」と私が言うと、「あ〜そうですね」と仰ってくださいました。時間をかけてゆっくりとトリートメントを行いました。多少は温まりましたが、それでも冷えは残りました。途中からはあくびをしてウトウトされていて、「眠くなったら気にせず寝てくださいね」と言うと、「あぁ、そう」と仰っていました。
終了後、ご挨拶をして「いかがでしたか?」というご質問には言葉が出てこないようでしたが、「ははは〜」と笑顔でお返事してくださいました。
そして最後、一生懸命に「ありがとうございました」とおっしゃってくださいました。
2012年10月25日 脳疾患で入院中の70歳代女性へのアロマトリートメント
本日はお部屋のベッドでの施術でした。お声掛けには特に反応はありません。天井をじっとみつめておられました。患者様は手の痙攣があり、少し観察しながら見ていると、手の置き場所や角度でも痙攣の強弱が違うことがわかりました。足底がとても冷えており、硬くなっていました。少し足の裏を長めに施術して血行を良くできればと思いましたがあまり変化は見られませんでした。今回は先輩のアロマセラピストも一緒に同行してくださり、施術中の体勢や椅子の活用の仕方を教えていただきました。長く続けていくためにも、自身の身体に負担のかからないような状態を作ることも大事だと思いました。 (須田)
2012年10月11日 肺がんで入院中の70代男性へのアロマトリートメント
初めてアロマを受けられる患者様。普段からマッサージを受けられたことはなく、以前温泉でやってもらったら、後で身体が痛くなってしまって、それからは受けていらっしゃらないとのことでした。
今日は看護師さんにすすめられたこともあり、試しに受けてみようか、という気になったとお話ししてくださいました。ご希望は右の首と肩。姿勢を伺うと、座った姿勢がいいと仰いましたので、、背もたれ付の椅子に腰かけていただき、座位でトリートメントを行いました。
鉄板が入っているような硬さなのと、あまり強い圧はお好みではないようなので、またご病気のこともあって、ほぐすというよりはソフトに流すという感じでアロマを行いました。そうすると、「これ気持ちいいね。ソフトで優しくていいよ。」と気に入ってくださったご様子でした。特に首のところは何度も「気持ちいい」とおっしゃっていました。左右両方の首と肩のトリートメント後、「右腕が痺れちゃってね。指先までその痺れがきちゃってるんだよ。ここもちょっとやってくれない?」とのことでしたので、痺れが強いという右上腕から全体にかけて、トリートメントを行いました。ここでも、何度も「気持ちいい」とおっしゃってくださいました。
終了後は、「いつも何曜日に来るの?またやってもらおう。」と、仰ってくださいました。(川島)
2012年10月11日 認知症の70歳代男性へのアロマトリートメント
同じ病室の患者様にトリートメントしていると、「何をやってんだ。俺も頼むよ」とリクエストがありました。
「次にやらせていただきますので少し待っててくださいね」とお願いしましたが、「早くしてくれよ〜、終わっちゃうよ!!」と何度かだだをこねたり、せかされたりしました。
看護師さんにご希望のあった方を追加でやらせていただきたいとお伝えすると、大変驚かれていました。
いつも入浴の時など少しでも体に触れると「痛い〜!!」など叫んだりして大変手にかかる患者様のようです。
はじめにトリートメントをさせていただいていた同室の患者様も「あいつは大変だからやめておけ」とまで仰っていました。
あまり長い時間だと飽きてしまうかなと思い、下肢のみお試しでやってみることにしました。
はじめ、私の方も少し緊張していましたが、とても静かに受けてくださり、看護師の方々もとても驚かれていました。はじめは、目を開けて、私のすることを見ていらっしゃいましたが、ゆっくりとアロママッサージを行っていると、すぐにリラックスされたご様子で目を閉じてウトウトされていました。
下肢が終わると「もう終わっちゃうの?」と寂しそうに仰ったので、「手もさせていただいて大丈夫ですか」とお聞きすると「やってくれるならいいよ」との事でしたので、上肢もアロママッサージをさせていただきました。
終始、無言で受けていらっしゃいましたが、腕橈骨筋をほぐすと「気持ちいいね〜」と静かに仰いました。
終了後、「いかがでしたか?」とお聞きすると、「気持ちよかった」と少し照れながら仰いました。
私も含め、日頃接している看護師さん達は本当に静かにゆったりとトリートメントを受けている姿を見て、大変驚かれていました。
いつもの入院生活にはないゆったりとした時間が過ごせたのでしょうか、、、いつもカリカリされている方のようですが、ゆったりとされている姿を拝見でき、私も嬉しく思いました。
やはりアロマテラピーには、心を穏やかにする働きが大きくあるのだなと改めて感じさせていただける経験でした。(佐藤)
* くも膜下出血で入院中の70歳代女性へのアロマトリートメント
病室に行くと、10/2に退院とのことでとても嬉しそうになさっていました。
右側の腰部がお辛いということで、うつ伏せで施術することになりましたが、そのまま寝ると腰が痛いようなので、お腹にお布団を入れて体勢を楽にしてお受けいただきました。
退院が近いからか、発症してからのことを色々お話ししてくださいました。
腰部は右の腰方形筋や起立筋がとても硬くなっており、肩の方まで続いていました。
施術中は“とっても気持ちいい”と何度も仰ってくださいました。
患者さんと会うたびに、どんどん回復されていて、とても希望と勇気を感じられた患者様でした。
このような機会があることに感謝し、今後もたくさんの患者さんを施術していきたいと思いました。
(須田)


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