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アロマダイアリー 2012年5月

2012年5月21日 脳出血後遺症の80歳代女性へのアロマトリートメント
数回担当させていただいてる方です。お声掛けすると私の方を見て下さいますが、まばたきやうなづき、発語等はありません。
アロマを始めた頃は、何をされるのか分からないといった感じで緊張されたり、顔をそむけたりされていましたが、最近ではアロマの香りやアロママッサージに慣れていただいたのか、アロママッサージを始めようとすると、そっと手を私の方に近づけて下さるようになりました。アロマを受けたい、というお気持ちが伝わってきます。
下肢のアロマトリートメントは特に気に入ってくださっているようで、表情も和らいでいるように感じます。
トリートメント中、ぐっすりとお休みになられていて、終了時もお休みになられていましたので、お声掛けせず、そのまま退室しました。(山内)
2012年5月24日 胃がんでホスピスに入院中の女性へのアロマトリートメント
今日でアロママッサージを受けられるのは3回目の方でした。
初回のときは二人部屋でしたが、今日うかがったときは個室に移動されており、持続注射のお薬を使われていました。
病室のドアを開けベットのそばまで行くと、お薬の影響かうとうと傾眠されている状態でした。
「こんにちは。アロママッサージに伺いました。」と声をかけると、目を閉じたまま、「よろしくお願いします。」と小さな声でお返事がありました。芳香のティッシュを枕元におくことを告げると、うなずいてくださいました。
四肢もほっそりとされていましたので、呼吸のリズムに合わせて、優しくマッサージしました。マッサージ中は、深くゆっくりとした呼吸で時折無呼吸が見られており、終始うとうと傾眠されていました。
途中で看護師さんが訪室され、「いいね。気持ちいいでしょう?」と声をかけられると、 「そうね。気持ちいいわねぇ。」と目を閉じたままお答えになっていました。
終了時、「マッサージ終わりましたよ。お疲れさまでした。」と声をかけると、
薄目を開けて、「まぁありがとうございました。気持ちよかったです。」と答えてくださいました。
アロマを気持ちいいと感じていただけたようで、施術させていただけてよかったです。(清水)
2012年5月10日 肺がんの男性患者さんへのアロマトリートメント
アロマトリートメントを受けるのは2回目。お部屋に伺うと楽しみにされていたご様子で、「今日も肩と首をお願いしたい」と仰いました。側臥位になっていただき、肩と首のアロママッサージを行いました。クライアントは、目を閉じて、じっくりとトリートメントを味わっていらっしゃる様子でした。下肢に移るとお腹がコロコロと鳴りはじめました。いつもは下肢がとても冷えているとのことでしたが、今日は冷えも感じられませんでした。
終了後、「前回やってもらった時も肩と首が楽になり本当に助かった。今日も気持ちよかった。毎週やりたい!」と喜んでいただけたご様子でした。肩や首を触ってもらうだけで気持ちよく楽になるとのことでした。
今まで同室の方がアロマを受けていたので、病院でアロマトリートメントをやっていることは知っていたものの、どのような感じのものか分からなかったので、あまり受けたくはなかったとのことです。しかし、1度受けてみると、とても気持ちよく感じて、好きになっていただけたご様子でした。
日本では、病気の方でアロマトリートメントを受ける機会のある方はまだ少ないと思いますが、病院などの活動を通して、一人でも多くの方にアロマの気持ちよさ、素晴らしさを知っていただけたらと思います。そして心や体の不調をケアする時に、アロマテラピーを選択肢の一つとして活用していただけたらと思います。(佐藤)


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