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アロマダイアリー 2011年12月

2011年12月1日  肝臓がんの80歳代女性へのアロマトリートメント   
お部屋に伺うと、パジャマのズボンを太ももの上まで上げて、「こんなになっちゃったの。おなかもこんなだ し・・・」と今の状態を訴えられました。
足はむくみでパンパンで、おなかは腹水で大きく張っていて、かなりだるそうなご様子。
言葉も少し聞き取りづらい状態でした。
「今日は太ももまでしっかりトリートメントしましょうね。おなかもやりましょう。」と声をかけると、少し安心したように「お願いします。」とおっっしゃいました。
ゆっくりと時間をかけて優しくトリートメントをおこなうと、足もおなかもかなりすっきりしました。
特におなかは、患者様ご本人もびっくりするくらい張りがゆるんで小さくなり、「おなかが胸を圧迫していてと ても苦しかったけど、楽になったわ。「どうもありがとう」と仰いました。 (川島)
2011年12月8日 大腿頚部骨折後遺症の90歳代女性へのアロマトリートメント
お部屋に伺い、アロマのトリートメントに来たことをお伝えすると、「私はやらないよ」と断られました。
病棟スタッフの方にお話をすると、「むくみがあるからやってもらった方がいいのに」と再度声をかけていただくとOKのお返事。
気が変わらないうちに、さっそく下肢のトリートメントを行いました。
両方の脚には、かなりのむくみと冷えが見られ、ふくらはぎには固さも見られましたが、トリートメントをおこなうことでこれらの症状がだいぶん軽減しました。
患者様はトリートメント直後からウトウトし始め、終了間際までお休みになっていらっしゃいました。 終了後は「あんた親孝行だね。よか〜。気持ちよか〜。」と、笑顔でおっしゃってくださいました。(川島)
2011年12月22日 脳腫瘍の70歳代女性へのアロマトリートメント
ベッドでお休みになられていましたが、ご挨拶をすると目を開けられました。
アロママッサージに伺ったことをお伝えすると、はっきりと聞き取れない声でしたが、「はい」とかすかに返答してくださいました。
上肢は左手首に点滴のチューブがついていたので右手のみ行いました。
右の手指には拘縮があり、手の平と指がとても固く骨のようになっていらっしゃいましたので、ゆっくりと時間をかけてトリートメントを行っていくと、手の平も指も少し柔らかくなり、指も多少伸びました。
「指が伸びてきましたね。柔らかくなりましたよ。」と話しかけてみると、「はい」とはっきりとして声でお返事されました。最初は緊張されていた様子で私のことをずっと見ていらっしゃいましたが、後半になるとリラックスしていただけたのか、目を閉じてゆっくりしていただけました。
両下肢には冷えがありましたが、そちらもトリートメントで大分、軽減することができました。
終了後、挨拶をさせていただくと「アリガトウ」と一生懸命に私の目を見て仰いました。(佐藤)
2011年12月22日 大腸がんの70歳代女性へのアロマトリートメント
病室に伺うと、ちょうど入浴から戻られた後でした。ご挨拶すると、すぐにアロママッサージを受ける準備をしてくださいました。グレープフルーツをティッシュに落としてお渡しすると、「まぁ〜いい香り。」と仰っていました。いつもと同様、トリートメント中は目を閉じてマッサージを受けられていて、時々深い呼吸をされていました。両下肢の浮腫は続いており、ご本人も「足はこの前と比べてどうですか? 自分では全然わからなくて…。」とおっしゃっていました。
「むくみはありますが、オイルでマッサージするといくらか違うと思いますよ。」とお伝えすると、「そうですか。さっきお風呂にも入りましたしね。少し足も軽くなりました。」とのことでした。
マッサージ中、ご家族が来られて、リラックスされた様子でお話されていました。
終了後、「とても気持ちよかったです。ありがとうございました。」と仰ってくださいました。(清水)
2011年12月8日 骨格の病気で入院されている50歳代男性へのアロマトリートメント
初めてアロママッサージを受ける方。
ご挨拶すると、「アロママッサージなんて生まれて初めてだよ」と仰り、少し緊張されてるご様子でした。
上肢からトリートメントを始めると、「すごく気持ちがいいです。こういうマッサージがあるなんて今まで知らなかった」、と仰って、緊張がスッと解けたように表情が和らきました。そして、「今日はいい機会に恵まれた。ありがたいです」、と少し涙ぐんでおられました。
その後リラックスされたのか、少しずつご自身のお話をされ始めました。
「最近は何かをしようという気力がなくなってきてね・・。 以前はたくさん趣味もあって精力的に動いてたんだよ・・。このままじゃダメだな〜と思うけれど、今はちょっと起きて散歩でも という気力さえ起きないんだ・・」など、いろいろとお話くださいました。
アロマのことはすごく気に入っていただけた様子でしたので、「私たちは定期的に来ていますので、アロママッサージを楽しみの1つ にしていただけたら嬉しいです」、とお伝えすると、「そうだね。こんな気持ちのいいマッサージをまた受けれると思ったら楽しみがひとつできたよ。またよろしくね」、と仰っいました。
下肢のトリートメントに入る頃には、「最初は良く分からなかったけど、いい香りがするね」と、香りに対しての反応の変化も見られました。
終了する頃に、これからリハビリがあるとのことで、看護師さんが迎えに来られました。
お部屋を出る時に、「がんばってくるよ。ありがとう」、と、笑顔でリハビリに向かわれました。数時間後にデイルームでバッタリお会いした際には、「あっ、 アロマのお姉さんだ!」、と声をかけて下さり、「さっきは本当に気持ちよかったよ。 また来るんだよね? 楽しみに待ってるよ」。と笑顔で仰ってくださいました。
患者さんがアロマで明るい気持ちになっていただけたようで、私も嬉しく思いました。(山内)
2011年12月8日 肝臓がんの80歳代の女性へのアロマトリートメント
入室してご挨拶をすると、目を開けるのも身体を動かすこともつらいご様子でした。
今日は特に腹部の浮腫みと足の浮腫みがつらいとのことでした。
ウエストは20cmも大きくなってしまって圧迫されていることをとても気にされていました。
前回と前々回のトリートメントから腹部のトリートメントも入れたのですが、トリートメントを行うと腹部の不快感が和らぐ、と仰っていました。前回のトリートメントでは、下肢の痙攣のような状態(突然、無意識に足がピクピク動き出す)が治まったとのことでしたが、今日はまた痙攣が出始めたと、イライラされて、気落ちされていました。
上肢のトリートメントから始めると、すぐに深くリラックスされるのが私にも伝わってきました。腹部のトリートメントでは、「気持ちいい〜、暖かい」、とつぶやかれていました。軽いマッサージをゆっくりと行っただけでしたが、見た目にもスッキリされたように見えました。
下肢はむくみが顕著で、特に足首周りが浮腫んでいました。ご本人も足首周りの不快感を仰られていました。時間をかけてゆっくりとマッサージをすると、くっきりとあった靴下の跡は改善し、スッキリとされました。
足裏のトリートメントでは、「足の裏って本当に気持ちがいいのね〜」と喜ばれていました。
終了しようとした時に、脚が痛いと仰ったので、脚の後側を優しくさすっていると「治まってきた」と仰って、「あなたの手と私の神経が繋がってきているみたいね」、とボーっとされながら仰っていました。
終わりのご挨拶をさせていただくと、「私の為に時間を割いてくれてありがとう。次回もお願いしますね。気を付けてお帰りください。」と仰っていただけました。(佐藤)


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