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アロマダイアリー 2011年9月
2011年9月 重症筋ジストロフィーで入院中の30歳代女性へのアロマトリートメント
今回アロマトリートメントを受けられるのが2回目。トリートメント後は食事の時間の為滑ると困るので、脚がいいとのご希望があり、下腿を行う。
皮膚はかなり乾燥していて、所々剥けたようになっているがオイルがしみ込んでしまうということは無い。かなりむくみがあり冷感がある。
足関節は底屈の状態で、ほとんど動かない。
冷えがつらくて眠れないこともあるとのことなのでエフルラージュを丁寧にし、ごく軽い圧で下腿、足関節、足背、足趾、足底のマッサージを行う。
マッサージを続けるうちに徐々に温まってきて、「きっと今日はあたたかくてよく眠れるわ。冷えて眠れないこと、よくあるから。」と喜んで下さった。 (篠村)
9月29日 90歳代の胃がんの男性へのアロマトリートメント
入室し、アロマに来たことをお伝えすると、嬉しそうな笑顔を見せてくださいました。
ご希望を伺うと、腕と脚を希望されたので、マッサージを開始すると、最初は目を閉じてウトウトされていましたが、後半は出身地のお話や今のお住まいのこと、ご家族やお仕事のことなど色々お話をしてくださいました。
また途中で「今日で2回目だ、ありがたいなぁ。年寄りは肌が乾燥するから、やってもらうとしっとりしていいね。やってもらうと若返っちゃうな〜」と笑顔でお話しされていました。終了後、「気持ち良かった。ご苦労様。」、と片手をあげて仰いました。(川島)
9月22日 60歳代の前立腺がんの男性へのアロマトリートメント
この患者さんはむくみがひどく、前回のマッサージに伺った時は痛みが強くて、マッサージ中は何度も体勢を変えられていました。
今回はマッサージ前に痛み止めの注射をされたときのことで、むくみは変わらないものの、痛みが左足だけになったそうで、体勢を変えることなく最後までマッサージが行えました。
左足(特に大腿部)の痛みは、「小さい針であちこち刺されているような感じで本当につらいんだけど、マッサージをするとそれが薄れて気持ちいいし、楽になるんだ」、と仰っていました。
マッサージ中はずっと目を閉じて受けられていて、終了すると「ほんと助かった。楽になった」と、ほっとした表情で仰いました。(川島)
9月22日 80歳代の肝硬変の女性へのアロマトリートメント
「良い香りがこちらまで来て気持ちよさそうだったから私もやってみたかったの」とのことでアロマを要望されました。
30年以上に渡り今年の1月まで高齢者施設の食事を作るボランティアをしていたとのことで色々とお話しをしてくださいました。
ボランティアだけでなくテニスを40年以上やっていることや、年100冊は本を読むことなど「人生は目的を持って進まなきゃね」と、とても勉強に なる素敵な方でした。
トリートメントに入ると初めて受けるとのこともあり少し緊張も感じましたがすぐにリラックスされアロマを楽しんでいるご様子でした。
ずっとテニスをされているということもあり筋肉はしっかりと弾力があり、お若く見えました。乾燥は中程度ですが、オイルで保湿されたと喜ばれ ていました。下肢のエフルラージュを行っていると「体の流れがよくなるようだわ」と、とても気持ち良さそうでした。
「今日は運がよかったわ。こんな贅沢をしていいのかしら。日記に書かなきゃね。」っと大変喜んでいただけました。(佐藤)
9月22日 80歳代の骨折による後遺症のある女性へのアロマトリートメント
「こんにちは」とご挨拶すると「お顔、拝見したことありますね。 覚えてますよ」と笑顔で迎えてくださいました。今回で5回目のトリートメント になりますが、このように仰ったのは初 めてだったので、とてもうれしく思いました。
この方はいつも、「鼻が利かないから匂いがよく 分からないの」とおっしゃって、香りに対して興味をもたれないのですが、オイルによって手が保湿されて、スベスベになるのがとても嬉しいようです。「またきれいにしてもらえるの?」とにっこりされながらも「こんな年寄りの手、そんなに丁寧にしなくていいのよ」、と少し照 れていらっしゃいました。
帰る際にご挨拶すると、「またね」、と笑顔のお返事をいただきました。(山内)
2011年9月22日 胃がんの90代男性の患者さんへのアロマトリートメント
病室に伺い挨拶させていただくと、笑顔で「よろしくお願いします。」と答えてくださいました。
お年よりもお若く見えてお耳も遠くなく、普通にコミュニケーションが可能。穏やかで紳士的な雰囲気の方でした。
ベットに座っていらっしゃいましたが、体勢を変える際の動きもスムーズでした。
「いわゆる、もんでほぐすようなマッサージは受けたことがあるけど、こういうマッサージははじめてです。」とのこと。
「香りのするオイルで、なでるように軽くマッサージしていきますね。」と声をかけると、「お願いします。」と笑顔で答えてくださいました。
マッサージを始めると、目を閉じてじっとマッサージを受けていらっしゃいましたが、途中「気持ちいいものですね。」との言葉が聞かれ、マッサージ中は、時折寝息を立てウトウトとお休みになられているようでした。
終了時、「マッサージ終わりました。ありがとうございました。」と声をかけると、「ありがとうございました。疲れたでしょう? とても気持ちよかったです。」と笑顔でおっしゃってくださいました。アロママッサージを喜んでいただけて、とてもうれしく思いました。
お身体の苦痛や、精神的なつらさが少しでもやわらいでくだされば…と思いました。(清水)
2011年9月8日 脳梗塞後遺症の80代女性の患者さんへのアロマトリートメント
前回もアロマに伺った方で、病室に伺うと、患者さんもお見舞いに来られている娘さんもトリートメントを楽しみにしてお待ちになられていたご様子でした。トリートメントの様子を見ながら娘さんが、「前回のトリートメントを見て私もマネしてやってみました。動きはゆっくりでいいんですね」、と仰いました。ゆっくりと撫でるだけでも気持ちがいいですよ、と説明させていただくと、「またやってみます」と仰っていました。
今日はタンが詰まっていて少し苦しそうでしたが、一生懸命に「ありがたい」とか「気持ちいい」とお話ししてくださいました。
左手に麻痺がある方なのですが、動く右手では終始、手をつないでいる状態を希望されているようでしたので、可能な限り手をつないだままでマッサージしました。お歳の割に肌の乾燥も目立たず、浮腫みや冷感も感じられませんでした。娘さんが積極的にオイルでマッサージをされているからかなと感じました。終了後、「また来ますね」と言うと、「待っています」と仰っいました。(佐藤)
2011年9月1日 前立腺がんの60代男性患者さんへのアロマトリートメント
初めてアロママッサージに伺いました。ご希望を伺うと「足と腰とどっちにするか迷ってるんだよなぁ」とのこと。「じゃあ両方しましょうか」と伝えると、「じゃあ、お願いしようかな」、と仰られたので、腰部と下肢のマッサージを行いました。
皮膚が色素沈着で黒ずみがあり、とても乾燥していたので、少し多めにオイルを塗布してマッサージを行うと、皮膚が柔らかくなってきました。
トリートメント中は色々お話をされていましたが、途中で「気持ち良くて眠くなっちゃうよ。ほんと言葉も止まっちゃうよ」とリラックスされていました。その後何度も「ほんと気持ちいいなぁ」とおっしゃり、終了後は「またお願いしますね」と笑顔で仰いました。(川島)
2011年9月8日 脳梗塞後遺症で入院中の80代男性へのアロマトリートメント
病棟に伺うと、ロビーのソファーに座っていらっしゃいました。前回もやらせていただいた方なのですが、声をおかけすると、「そろそろ来てくれる頃じゃないかと思ってた。」とアロマを心待ちにしていてくださったようでした。
芳香やオイルの準備をしていると、「いい香りだなぁ。」「眠くなってくるな。」とおっしゃっていました。
右上肢からマッサージしていると、「いい香りだなぁ。いい気持ちだなぁ。」とマッサージを楽しんでくださっていましたが、 左上肢を終えて下肢に移るときにはうとうとお休みになられていました。
マッサージが終了し声をおかけすると、「いい気持ちだった。次はいつ来るんだ?明日か?」とおっしゃったので、「2週間後にまたきますね。」と答えると、「俺はいつもこの時間ここにいるから、また頼むな。」とおっしゃってくださいました。
この方は認知症の病棟にいる方ですが、アロマのことを覚えてくださっており、香りやマッサージを気に入ってくださっているので、 嬉しく思います。次回のトリートメントもこちらも楽しみにしています。(清水)


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