アクセス サイトマップ HOME アクセス ケアグループ

アロマスクール 日本ホリスティックケア研究所のトップ > 医療現場からの報告 > アロマダイアリー2011年7月
アロマダイアリー 2011年7月


2011年7月14日 30歳代の乳がんの女性へのアロマトリートメント
今回初めてアロマを受ける方です。ご希望を伺うと、足がむくみやすいので足をやってほしいとのことでしたので、膝から下のトリートメントを行いました。
トリートメントを始めると、「あー、気持ちいいです」と仰って、目を閉じてトリートメントに集中されたり、アロマのことやお仕事のことなど色々お話しされました。ホスピスに入院する前にご自宅で療養されていた時は、訪問看護の看護師さんがいつもアロマトリートメントをされていたそうですが、「訪問看護の看護師さんのアロマは、足つぼマッサージのようで痛かった」、と仰っていました。
下肢のマッサージの途中で「他にどこのトリートメントができるんですか?」とご質問されました。
いくつかの身体の部位を挙げつつ、できるだけ患者様のご要望に応じてトリートメントをさせていただいていることをお伝えすると、「いつも便秘がちで・・」と仰るので、私の方からお腹のトリートメントと提案すると、嬉しそうに「いいんですか? お願いします」と。
お腹のトリートメントを始めると、すぐに「あー、気持ちいいです」と仰って、目を閉じてトリートメントを受けられていました。
終了後は「とても楽になりました。またよろしくお願いします」と嬉しそうに仰っていただきました。(川島)
2011年7月21日 70歳代の脳出血後遺症の女性へのアロマトリートメント
以前に一度担当させていただいた患者様ですが、その時は、最初のご挨拶で興奮され、「ア〜ア〜ア〜!」とずっと声 をあげられて、トリートメントが出来なかったのですが、今回は落ち着かれていました。
目は開いていましたが、お声掛けしても反応はありませんでした。アロマトリートメントを始めるとすぐにウトウトされて、途中からは、軽く寝息をたててお休みになられていました。右下肢に浮腫がみられました。
トリートメント終了後にお声掛けした時はまだ眠られていましたが、お部屋から退出しようとする時に目覚められたので、「失礼します」とご挨拶すると、「ア〜イ〜オ〜」と発語されていました。もしかしたら、お礼を仰りたかったのかも知れません。(山内)
2011年7月21日 90歳代の女性へのアロマトリートメント
今回で5回目のアロマトリートメントを受ける方です。お部屋にお伺いすると入眠中でしたが、お声掛けすると目を覚まされました。
「今日もマッサージをさせてくださいね。」とご挨拶をすると、発語はありませんでしたが、小さくうなずいてお返事いただけました。
トリートメント中はお休みになられたり、目を覚ましたかと思うと じ〜っと私の顔をみつめたりされていました。話かけると無表情ですが、小さくうなずいてくださいました。
左半身に浮腫がみられ、腕と足背に中程度の浮腫が見られました。トリートメントを行うと一時的に浮腫が緩和しますが、しばらくするとまた浮腫がみられました。戻ってきているようでした。オイルマッサージをすると、お肌がしっとりしました。
脚のトリートメントを行っている時でしたが、突然、体を少し起こして、「香り...」と仰ったので「いかがされましたか?」と尋ねると「いい香り...」と仰いました。今までも発語はほとんど無く、ましてアロマテラピーの感想など仰ったことは一度もありませんでしたので、大変嬉しく、そして驚きました。
その後は話しかけても発語はありませんでしたが、「気持ちいいですか?」と尋ねると、無表情でうなずいていただけました。
トリートメントの終了後にご挨拶した時も、うなずいてくださいました。(佐藤)

2011年7月7日 60歳代の乳がんの女性へのアロマトリートメント
病室に伺うと笑顔で迎えてくださいましたが、前回までより少し元気がなさそうな印象を受けました。「この頃ちょっと身体が動かしにくくてね・・・。昨日は自分で起き上がれなくて。」と少し悲しそうにおっしゃっていました。芳香の精油のご希望を伺ったところ、「この前グレープフルーツにしてもらってすごくよかったから今日もそれでお願いします。」とのことでしたので、ティッシュに垂らしてお渡しすると、「わぁーすごくいい香り。」とうっとりされていました。後頸部や背部の施術は側臥位で行ってほしいとのご希望でしたので、比較的楽だとおっしゃる左側臥位で施術をはじめました。いつもはトリートメント中もよくお話されているのですが、今日のトリートメント中は時折「あーそこ気持ちいい。」「あーしびれがすーっと散らばっていくみたい。」などおっしゃる以外は、ほぼうとうとされていらっしゃいました。やはり体調があまりよくないのかもしれないけれど、トリートメントで少しリラックスしていただけるといいなと思いながら施術していました。終了時、「あー気持ちよくてねむたくなっちゃったわ。」と仰っていました。上肢でベット柵を持って、ゆっくりと上体を起こされ、「昨日は起きれなかったけど、今日は自分で起きられたわ。」と笑顔でした。退室前、「暑くなっちゃった。」と汗を拭かれていました。エアコンの温度はそのままでよいとのことでしたので、水分をとっていただくようにお声掛けしました。(清水)
2011年7月7日 60歳代の脳塞栓の女性へのアロマトリートメント
アロマ初めての方です。
始めにご挨拶をすると「そういうのってお金はかかるのかしら?」とお金の心配をされていたので「お金はいただきませんので安心して ください」とお話すると「あらそう。なんだか悪いわね。。」と仰 いました。かんきつ類の精油の香りを嗅いでいただくと、「いい香りね〜」と反応し、表情が緩まれました。柑橘系の香りがお好きなようです。上肢からトリートメントを始めました。まだ少し緊張されていることもあってか、腕の力が抜けにくい印象。お話をしながら進めていきました。ピンク色のきれいなネイルをされていたので「ネイル、きれいです ね〜」とお声をかけすると、ちょっとはにかんだ笑顔で「この間、やってもらっ たのよ」と嬉しそうな表情をされました。下肢にはスネの辺りにやや乾燥がみられましたがオイルを塗布することでしっとりと保湿されました。下肢のトリートメント中はウトウトして、ゆったりとしていました。終了後、ご挨拶をすると「気持ちよかったわ。ありがとう」とおっ しゃっていただけました。トリートメントに入る前に看護師さんから、言葉が出にくかったり、理解するのに時間がかかることもあるかと思います、とお話があり ましたが、トリートメント中は特に問題なく、会話もスムーズにできました。(山内)
2011年7月7日 90歳の脳梗塞の女性へのアロマトリートメント  
入室すると、眠っていらっしゃいましたが目を覚まして挨拶され、アロマテラピーの説明をさせていただくと「お願いしますね。」と仰いました。右半身に後遺症の麻痺が残っているとのことでした。トリートメント中はリハビリでだいぶ麻痺がやわらいできたことや、ボランティアの方にマネキュアをぬってもらったことなど、色々、お話していただきました。手のトリートメントが終わるころには眠っているご様子でした。肌の乾燥は特に気になりませんでしたが、むくみは軽度ではありますが左足首のあたりに、冷えは左足に多少感じられました。終了後お声掛けすると目を覚まされて「途中から眠くなってしまったわ。初めての体験だったけど、とても気持ち良かった。ありがとう」と仰いました。(佐藤)
2011年7月7日 90歳代の認知症の女性へのアロマトリートメント
訪室しトリートメントに来たことをお伝えすると、「よろしくお願いします」とにっこりされました。アロマの準備をしている最中も、常に私の様子を目で追っていらっしゃいました。皮膚の乾燥があったのでオイルを少し多めに使用し、上腕までしっかりオイルを塗布してトリートメントを始めました。すると「気持ちいいです」とおっしゃり、その後はいきなり「お姉さんはどこの出身?」とお聞きになりました。「群馬ですよ。○○さんはどちらですか?」と尋ねると「埼玉の小川町」と仰るので「あら。近いですね」とお答えすると、「故郷はいいね」と仰って、その後はほとんどお話もせずトリートメントを受けられていました。時々「いかがですか?」とお声をかけると「気持ちいいです」とお返事してくださいました。アロマの途中も、ずっとこちらの様子を目で追っていらっしゃいました。最後は「お世話になりました」と仰いました。(川島)



▲ページ先頭へ戻る

リンクサイトマップ個人情報保護方針