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アロマダイアリー 2010年10月
| 2010年10月28日 大腸がんで入院中の60歳代の女性 病室へ伺うと、ご友人らしきお見舞いの方とお話されていました。アロママッサージに来たことを伝えると、「待ってたんですよ〜。よろしくお願いします。」と笑顔でおっしゃり、すぐに準備をしてくださいました。以前から、時々娘さんにオイルでマッサージしてもらっていたそうですが、 前回のトリートメントの香りが気に入られたらしく「気分がリフレッシュして、とってもよかったの」とのことで、今日も前回と同じ香りでトリートメントを行いました。 「横になっていただいて大丈夫ですよ」とお伝えしたのですが、ご本人の希望で、ベットに両下肢を伸ばして座った状態で、下肢のトリートメントを始めました。トリートメント中は、「あ〜、気持ちいい。動物とかで癒される方もいると思うけど、私にとっては今はアロマが1番の癒しなの。」、「とってもいい香りね。こんなことしていただいて有難いし、幸せだわ。」などの言葉が聞かれ、マッサージを楽しんでくださっているようでした。その他にも、先ほど礼拝堂へ行かれたことや、最近読まれた本の話などを聞かせてくださり、トリートメント中はほとんどお話されていました。また、アロマのトリートメントを受けるようになってから、オイルを塗布するため下肢の皮膚が潤っていると喜ばれていました。トリートメント終了時、「楽しみにしているので、また来週もよろしくお願いしますね。」とおっしゃってくださいました。(清水) |
| 2010年10月28日 脳梗塞後遺症の70歳代の女性 伺いすると、両手でベッドの手すりを握り締めたままお休みになられているように見えましたが、ベッドサイドでお名前をお呼びすると目を開けられました。発語はありません。私をじっと見ながら、右手を手すりにそって何度も動かされています。アロマの事を簡単にお話しして、上肢から行おうとしましたが、ずっと手を動かされています。説明がわかりにくかったのか、不安を感じていらっしゃるのかと思い、動かしている右手を少し握るようにしてみました。すると安心されたのか手を動かすことはなくなり、目を閉じられたので施術を始めました。上肢を終わるころには寝息がきこえてきました。四肢に皮膚の乾燥がみられましたが、トリートメント後は保湿されていました。(サイトウ) |
| 2010年10月28日 脳梗塞後遺症の60歳代女性 先週は外出をされていてトリートメントができなかったので、お伺いすると笑顔で迎えてくださいました。来週の月曜日に退院が決まったそうで、今日が最後のトリートメントになり、ご本人も「ちょうどよかった」と、嬉しそうにうれしそうでした。 排便障害がある方なので、下肢を中心にトリートメントをおこないました。トリートメントを始めるとすぐに目を閉じて気持ちよさそうに受けられていました。外が寒いせいか、いつもより足先が冷えていて、繰り返しトリートメントをしても冷えの改善は見られませんでした。途中からウトウトしたり、目を覚ましたりを繰り返していらっしゃいましたが、後半は少し寝息をかきながらお休みになっていました。終了後は目を覚まされましたが、少しぼーっとされているいようでした。ご家族のお話では、前回のトリートメント直前に坐薬を使っていたのですが、トリートメントとの相乗効果で、2時間後に今までにないくらいのお通じがあったそうです。ご本人も「体が軽い（いつもお腹が重い感じがあったそうです）」と、とても喜んでいらっしゃったそうです。今まで坐薬を使っても、ここまでの効果はなかったそうです。わずかでも患者様のお役に立てたようで、私もうれしく思いました。(川島) |
| 2010年10月21日 骨肉腫でホスピスに入院中の60歳代の女性 訪室すると、「来ていただいて嬉しいわ。いつも天井を見ているだけだから、来ていただくと助かります」とおっしゃいました。私が訪室する事で気分転換にもなっているようです。私の精油のボックスを開けただけで香りがしたようで、「これは何の香りかしら？今日はきつくないのがいいわ・・・香りはしなくてもいい」、とのことでしたので、精油ボックスはベッドから離れた場所に置き、キャリアオイルのみで施術することにしました。 右上肢を行っていると、「気持ちがいい。やっぱり何かきつくない匂いがあってもいいかしら？」ということでしたので スィートオレンジをティッシュに１滴垂らし、ほんのり香るようにベッドの手すりにかけてみました。「あら、いい匂いね」と、ウトウトされていました。左上肢に移るとき、もう少し匂いがしてもいいとの事で、香りつきのティッシュを顔そばの手すりに掛けました。訪室時より穏やかな表情なっていました。施術後は、「気持ちよかったわ。オレンジもいい香りでした。足が軽くなったみたい」、とおっしゃっていただきました。香りつきのティッシュを持ち帰ろうと思いましたが、患者様のご希望で、枕元に置かせていただきました。(サイトウ) |
| 2010年10月21日 大腸がんでホスピスに入院中の60歳代の女性 お部屋に伺うとご家族と談笑中。初めてのアロマなので簡単に説明をすると、「いつも娘にやってもらっているの」とおっしゃって、お好きな香りを尋ねると、「ラベンダー」と即答されました。上肢のトリートメントから始めると、何度も「あー。気持ちいい」とおっしゃり、「レモンの香りもいいわね」と新たな発見をされたようでした。下肢のトリートメントが終了すると、「娘のも気持ちいいけど、本格的な方にやっていただくと、ゆったりとしていて本当に気もちいいわ。やってもらえて良かった。ありがとう」、と嬉しそうにおっしゃいました。このところお肌も乾燥気味とのことでしたが、オイルの効果でしっとりとしたお肌になりました。ご本人もトリートメント後のお肌を何度も触って確認されていました。(川島) |
| 2010年10月14日 肝臓病で入院中の60歳代の女性
今日は、病院でアロマトリートメント活動の初日でした。患者様も初めてアロマを受ける方でした。病室にお伺いすると意識もはっきりされていて、ご家族と談笑されていました。「アロママッサージをさせて頂けますか」とお伝えすると、「左半身は痛いので右だけならいいよ」とのこと。スウィートオレンジの芳香浴を行うと、「みかんの皮の匂いを思い出したよ」とおっしゃいました。両下肢は乾燥がひどく、寝ている間にかきむしり、引っ掻いた跡が多数あり、色素沈着もしていました。施術中ずっとお話をされていて、「色々な仕事があるんだね〜、本当にこの病院はきめ細かくやってくれるよ」とか、「毎日、よく寝れないけど、今日は寝れるかもね」とおっしゃいました。乾燥のひどかった両下肢は見た目にもかなりしっとりして、ご本人も「しっとりしてきたみたい」、「次回来たら、その時は宜しくね」とおっしゃっていました。(川口) |
| 2010年 10月14日 ホスピスに入院中の60歳代の女性 病室へ伺うと、ベットに横になっていらっしゃいました。アロマのマッサージに来たことを伝えると、笑顔で「お願いします」とのこと。 精油は、ラベンダーをご希望されたので、ティッシュにも垂らして枕元に置きました。オイルを準備していると、ご自分でティッシュを手に取り「いいにおい」と、香りを楽しんでいらっしゃいました。アロマがお好きでご興味もある様子で、精油のことをお聞きになっていました。持続の鎮痛剤（注射）をされていて、痛みや苦痛などはなく落ち着いているようでした。 上肢、下肢の順でトリートメントしました。以前見られた四肢の点状の内出血も軽減していました。 トリートメント中は起きていらっしゃいましたが、時々目を閉じて「あぁ、気持ちいい」、 「こんなに気持ちいいことをしていただいて、何だか申し訳ないみたい」、「生き返る。おかげで寿命が延びるわ」など、アロマのマッサージをとても喜んでくださっていました。終了時、「ありがとうございました。気持ち良くて、歩けるような気持ちになりました。」とおっしゃっていただきました。(清水) |
| 2010年10月7日 60歳代の女性 (肺がん) 訪室するとすぐに、「背中と足をやってもらいたいの」とおっしゃいました。 今一番楽な体勢でと声掛けをすると、ベッドに横向きになられましたが、やっぱり腰かけてのほうがいいとのことでベッドに座位になり、枕を抱えていただいて背中を施術しました。「手が温かいから気持ちがいいわ〜」、とおっしゃっていました。 その後「やっぱり気持ちいいから手もお願いします」とのことで、お話をしながら上肢→下肢の順に行いました。施術前よりも呼吸が穏やかになっているように感じました。 全身に肌の乾燥が進み、とても気にされていましたが、オイルで乾燥が保湿されました。(サイトウ) |
| 2010年10月7日 脳梗塞後遺症の60歳代の女性 お部屋に伺うと、リハビリのため車椅子に乗っていらっしゃったので、そのままの状態でトリートメントを行いました。施術中、何度も「気持ちいい」とおっしゃって、片腕が終わると、その手を自分の鼻の近くにもっていって、「いい香り」とにっこりされます。下肢に移り、マッサージしていると、「気持ちいい」とか「さすが!」などと笑顔でおっしゃっていました。 マッサージ途中でウトウト眠り始められ、終了時までお休みになられていました。 「終わりましたよ」と声をかけると、「眠ってしまった・・・」と、少しはにかんでいらっしゃいました。トリートメント中にお休みになるのは初めてでした。 左側は麻痺があり、冷感がありましたが、施術後はやや改善がみられました。(川島) |